第23話 アブドーチャ 2 悪魔憑き女★(前回●のつづき)

領主様は悪魔憑き女(クリクーシャ)になった農奴の娘・アブドーチャをアクリナの家に連れてきました。アクリナがクリクーシャの女を治したことがあるという話を聞いたからです。
★前回、『降誕祭前夜』の続きのR18シーンから始まります。気になる方は前回の後半のあたりからお読みください。

1月6日,1828年

降誕祭の前夜か当日か。もうわからない。懐中時計があるが、時計を留めた服はとうに脱いでしまった。
降誕祭前夜、私はステパンとともに、アクリナの家にクリクーシャの少女を運びこみ……、少女が眠ると、貪るようにアクリナを抱いた。

……それから私は余韻に浸りつつ、たいして快楽を与えられなかったアクリナをどうしようか考えた。
あれほど焦燥していたのに、溜まっていた白い液をしぼりだしてしまうと私には余裕が戻っていた。
何故、切羽詰まっていたのだろう?
私は前ほど若くない。(私は昨年、新大陸から帰ってくる船の中で、あるいはシベリヤのリャードフ家にふたたび戻り、ヒローシャに馬の手綱を預けたときに、若さのなかでももっとも青くさい部分を完全に失った気がする)

それに愛する妻のいる私はその方面では不自由していない。
今年に入ってからも、『リザヴェタと』、いや『リザヴェタで』楽しんだ……あの人を怒らせたり、母屋じゅうに響きわたるほどの歔欷(きょき)や歓喜の声をあげさせるのは楽しかった。
翌日の『朝の普段着(デザビリエ)』では首まで詰まったジャケットを羽織ったりショールを巻いたりして、きまり悪げにしているのを眺めるのも。
そうでありながら、私にはリザヴェタのあとにアクリナが必要だった。なんと贅沢なのか。

私は脱ぎ捨てた服からハンカチを取り、自分の体と階段から、鮮度の落ちた卵の白身か魚の目玉のまわりの液のような、どろりと生白い精液を拭い去る。
階段の段に腰をかけて、すぐ隣に寝そべった裸体のアクリナを見下ろした。真珠の首飾りだけの姿だ。この首飾りはアクリナのためにリザヴェタが選んでくれたのだ。
数段にわたって斜めに横たわった彼女は、まったく飢えきっている。
口を半ば開き、潤んだ目で私を切なげに見上げ、背をそらした。白い肌が赤く染まり真珠の粒が汗に濡れていた。

「アクリーヌ……」
「はい」
「アブドーチャが良さそうだったら、おまえの小間使いにするか」
「小間使いなんて分不相応です。あたしには必要ありません」
「さもなくば可哀相なドゥーニャが行くところがないならば? おまえも話し相手が欲しいだろう」
「あ、ああ、それならば……」
「まあ、母屋で使っても良いか……」

アクリナが私の足にすがりついた。両腕を右足のすねに廻し、乳房を押しつけた。
「あの……領主様、それより」なんとかそれだけ呟いた。
「足にすがりついて愛撫を請うのか。驚くね……シベリヤでは慎ましい女だったのに。……私の足の毛をこわごわ見ていたのに」
「ええ、ああ……お願いいたします。あ、あたしに触れてください……」
アクリナは私の足指に接吻さえした! 
「苦しいのです……領主様、」

私はアクリナに体の中で、私を受け入れて恍惚を味合わせたかった。脚と脚の間の裂け目の、その奥底に指を入れ、中を探る。
「あ、ありがとうございます……領主様」
「ふん……どういたしまして。私の農奴のアクルーシュカ」
アクリナは脚を左だけ伸ばし……そちらがわから私が触れているからだが……、右脚を立て、私が中を探っていくのにしたがって苦しそうにあるいは泣きだしそうに、表情を変える。
粒のある前側の壁を中指で細かく動かすとアクリナは、脚を痙攣させた。
「あ、あの……へ、変です……体が、ああ……持ちあがりそう……」

「欲望が落ち着いた状態で……おまえだけ悶えているのを見下ろすのは、……なかなか良いね」
「領主様……そんな……」
中に入れた二本の指は離れず、私が動かしているのか、アクリナの体に吸いつかれているのか判然としなくなった。
次から次へとあふれる透明な液をかき分け、洞窟の前側の小道を……粒のある盛りあがった部分と、その陰のつるつるしたところを細かく揺らす。
アクリナがまだ、無駄に片方の乳房を手で覆おうとしていた。私はその手を乱暴に払った。
「こんなに何もかも曝けだして、隠しても仕方あるまい」
「ほんとうにまったく冷静で……いらっしゃるのですか」
「そうだ」
「え、ああ……いや……」
アクリナは泣きだすが、開いた脚はもう自分の意思や羞恥心では閉じられないようだった。
「おまえが満足するまで、ずっと撫でているから。二時間でも三時間でも……」
「え、……あの……」
「大きな魚の腹のように白くて、人魚というのはこういうものかね。今どんな感じだ? おまえの、あの、可愛らしい洞窟は」
「あ、……ああ……やめてくださいませ……あ、あたしだけこんな……」
「やめてだと? まったく嘘だね」
「はい、すみません……」
ここで謝るのがアクリナだった。可愛らしいというか危なっかしいというか!
「コケモモみたいな果実の先から、あ、あの……貴男様の触れてくださっている中まで震えるみたいで……痺れて、……」

アクリナは、はあはあと荒く息をする。左手で胸に触れると心臓の鼓動が早い。
ふと、この心臓が止まる時のことを考えぞっとした。いや、こんなに生き生きと色づいている女が消えてしまうなどということがあり得るのだろうか。
「アクリーヌ、ずっと私のそばにいてくれ」
「な……何故、突然そんなことをおっしゃるのです。ずっとおります。……」
「どんなに辱めても? 嫌にならないのか」
「あ、ああ、嫌になんか……なりません。い、いくらでも、何でもなさってくださいませ……」
「よくそんなことが言えるね。恥知らずなアクリーヌシュカ。ほんとうにもっと色々やるよ。
次のときまでに、毎晩、翡翠の張り型を入れておきなさい。後で誰かに届けさせるから。滑るようにひまわりの油を塗って」
「は……はい」
あんなに恐そうだったのに承知した。半ば冗談だったのだが。

私は左手で顎を持ち上げ、接吻する。
「……貴男様がいらっしゃらなければ……あたしはきっと生きていけません……」
それは心理的な事柄でもあるが、単なる事実でもある。
もし私の領地を出たらアクリナはどうなるだろう。
農奴身分だが、もう、農奴の労働には耐えられまい。運良くまた料理女になれたならばまだしも、他に何ができるだろう?
金を稼ぐための何かを始める才覚も世間知もない。体を売るか、河原に住んで河川交通の船の曳きあげでもやるか(女の船曳きも結構いるのだ)……そんなことをしたら長くは保たない……、ほんとうに生きられないだろう。
遺言状でも作るかと思う……。

私は彼女の開ききって震える、本人以外は私だけが触れる資格を持つ、もっとも奥の場所を探り続ける。
顎まで伸びてきた邪魔な髪をかきあげながら顔を寄せ、陰唇を舐めた。潮の匂いがする。
「ああ……助けて領主様……エヴゲーニイ・パヴロヴィチ……」
私はさらに左手をアクリナのその場所に伸ばした。
あう、という妙な声を出し、アクリナの体がわずかに跳ねた。私は右手の二本の指で膣の中の前側の壁を揺らし、左手では、膨れた陰核を圧しながら円を描く。
アクリナは泣いているのだが、少しずつ盛り上がる快楽に、階段のうえを転がった。「いやです……ご覧にならないで……ください」
「アクリーヌシュカ、おまえはほんとうに浅ましい姿が似合うね」
「そんなこと……」
「だが、気持ち良さそうだ」
アクリナはうなずく。
痛々しく、可愛いらしい、私のためだけの甘美で残酷な見世物である。私の性器は疲れきっているのにまた反応しはじめた。
アクリナが体をそらした。内腿の筋肉がひくついている。

涙をぼろぼろ垂らしながら私の膝を掴み、言う。「ああ、いやです……あたしだけこんな……こ、こんな快楽を貴男様から与えてもらうなんて……」
「私はもう快楽に達したから良い。つぎはおまえがたっぷり……」
そう言いかけてから気づく。アクリナにはそんな『公平』な言葉では駄目だ。私が受け止めないとこの女は解放されない。
「アクリーヌ、私の前で、ひとりで恍惚にのたうちまわりなさい。岸に打ち上げられた大きな白い魚みたいに……その様子を私にすっかり見せなさい。これが命令だというのはわかるね」
「……はい、領主様」
アクリナの筋肉は引き攣りながら縮んだり伸びたりを繰り返した。
「あ、あああ! ……」本人にも止められないらしい悲鳴が、激しい息とともに漏れ出す。
「あ、ああ、た、助けてくださいませ、エヴゲーニイ……様」
急激な痙攣のあと、弛緩状態がきた。私がいじっていた部分の動きが、ごくゆっくりになる。

力が抜けたアクリナが階段を転がりかけた。
とっさに抱きとめた私は背中を階段の壁にぶつけた。細い丸木を横に組み、すきまに漆喰を詰めた壁で、なかなか激しい衝突音が響く。
「……大丈夫か?」
アクリナはうなずく。「はい、商人様……」
ゆっくり大きく、腹で息をしている。虚脱状態だ。もう商人ではないと言おうとした時、扉の外から大きな音がつぎつぎと聞こえてきた。

女中部屋の扉がバタンと閉まった。食堂で椅子を倒す音がする。
椅子と一緒に倒れたらしい、柔らかい娘が床に叩きつけられる音がした。
「アブドーチャだ」
アクリナはまだ息が荒い。脚を閉じることすらできない。「……ああ、聖ニコラ様……」
「私が行く。おまえはまだ動けないだろう。そこにいなさい」
私はシャツを羽織り、ズボンを穿く。靴を履こうとすると、私たちのいる階段の扉の前を駆け抜け、玄関の扉を開ける音がする。

アクリナを階段に残し、雪が舞い散る中を外に出た。駆けていく少女を追う。釦を留めそこなったため、裸の胸と腹に風雪が直接当たるが、寒さは感じない。
雪に足を取られながらもアブドーチャは逃げる。
「アブドーチャ、ドゥーニャ。どうした?」
「来ないで!」
アブドーチャの口調が変わる。小鳥のようだった声が野太く変わった。
「来るな! ザレスキイの者たち。死ね! 死ね!」
クリクーシャに戻ったのか? 
「私はザレスキイではない。おまえの領主だ」
「ドゥーニャ、戻ってきて」
アクリナの声だ。振り返って見ると、服を身につけ、こちらに向かおうとしている。私は叫ぶ。「アクリナ、おまえは来なくて良い」
雪の中を裸足で駆けるアブドーチャは、少女とは思えぬほど速かった。先ほどまで檻に閉じ込められていたというのに。
それでも多少は距離が詰まってくる。しかし雪の中を全力で走るのは、この状態ではもう辛い。

不意に猟銃の音がした。アブドーチャのすぐ前で、雪がたっぷり乗って枝垂しだれた白樺の枝がどさりと落ちた。少女は枝と雪に足を取られて、宙を飛ぶように転び、雪に半ば埋もれる。
「領主様! 早く」
私の背後でステパンが猟銃を構えていた。銃弾で枝を落としたらしい。初めてステパンの良いところを見た。

私は雪を蹴り、アブドーチャの上にのしかかる。
「許して! 許して!」
「私は領主だ。ザレスキイではない。……おまえを守ると……言っただろう……」
私は疲れ果てた体を何とか起こし、アブドーチャを抱きあげた。幼児を抱くように腕に彼女の尻を乗せ、背中を叩く。「ドゥーニャ、大丈夫だ……、放っておいてすまなかった」
アブドーチャはおそらく栄養が足りなかったため小柄だ。十七というより十三歳くらいに見えた。
私の首に手を回し、胸に顔を埋めた。
ステパンが追いついてきた。「ステンカ、やるじゃないか」
「あ、ありがとうございます……」
ステパンは上半身を折り、両膝に手を当て息をついた。「突然、何かが飛び出てきたから……驚きました」

アクリナが来る。顔が赤く、髪はバラバラで、雪がくっついていた。
先ほどの黒いドレスをふたたび身につけている。デコルテの大きく開いた、フランスふうの皇帝様式ドレスは寒そうだった。
「おまえは来なくて良かったのに」
「ですが……」
「あ、あの……アクリナ様、一杯だけ紅茶をいただいてもよろしいですか」ステパンが言った。
私が返事をする。「ああ、良い。初めて役に立ったな。ありがとう、ステンカ」
「初めてですか……」
アブドーチャは汚れたサラファンの上に、まだ少年の体型のステパンの外套を羽織っていた。
ステパンの身長は父親のテレージンが長身だからまだ伸びるのだろうが、今はアクリナとさして変わらない。
そのステパンの外套でもアブドーチャにはずいぶん大きく見える。
アクリナがアブドーチャを覗きこむ。「ごめんなさい、アブドーチャ、一人にしておいて……」
「奥様」
あどけない表情でアクリナを見上げる。夫がいるとはとても信じられなかった。

玄関の扉も階段の扉も開けっぱなしだ。
「アクルカ、出て来なくて良いから扉は閉めてくれ。押し込み強盗でも入っていたらどうする」
「すみません……」
入ってすぐ右にある階段には、アクリナの黒い編み上げ靴と、先ほど脱がせた、黒く染められたなまめかしいシュミーズが落ちている。私は慌てて階段の扉を閉める。全員入ったことを確認し、玄関の錠も下ろした。
アクリナの背の釦の列は、三つか四つに一つしか留められておらず、裸の背がちらちら見えた。

「精液の匂いがします」ステパンがぼそりと言った。
「そういうことはいちいち言わなくて良い」
「はい……そういうこととは、どういうことでしょうか?」
こいつは賢いのか何なのかよくわからない。
「性愛に関することや、ああ……リザヴェタの前でアクリナを話題に出すな。褒めるな」
「どうしてですか? リザヴェタ奥様もアクリナ様をご存知なのでしょう」
「いや、婦人には……男にもだが、『やきもち』とか『自尊心』、それに『世間体』と言うものがあってな……」
「アクリナ様が怪我をされていたり、ご病気だったりしても、お話ししてはいけないのですか」
農奴解放だの立憲君主制だのに共感しながら、何故、身近でささやかな感情が理解できないのかわからない。そういう性質だといえばそれまでだが。
「そういう時は別だ。アクリナの話をするのは、どうしてもリザヴェタ奥様のお手を煩わせなきゃいけない時だけだ」

小鳥のような声で、アブドーチャが訊く。「領主様には、……二人の奥様がいるんですか?」
「ああ、うん」
もう説明するのが面倒だった。果たしてアブドーチャに理解できるのかも疑問だ。
「ザレスキイの家と逆です……」
「え?」
「あたしは、ザレスキイの兄弟と時々はお義父さんの奥さんです」

私はアブドーチャを椅子に降ろした。
私のシャツの釦はほとんど止めていなかったから、今、こっそり嵌めた。ステパンが見ていたが何も言わない。
私はアブドーチャに訊く。「何故、逃げたのかね?」
「すごい音がして」
アクリナが悲鳴をあげたか、私がアクリナを支えて壁にぶつかったときだ。
「ザレスキイのお義父さんかお義兄さんが来たと思いました」
私はザレスキイの兄のことを思いだす。熊のように巨大で鈍重だった。父も弟もそう変わるまい。
「また『敵』が取り憑きました」
『敵』とは、悪魔のことだろう。民衆は、名を呼ぶと悪魔が現れると思うのか、言葉に出すのを嫌がる。
「なるほど、『敵』が現れたらおまえはどうなる?」
「え……あの……よく覚えていません……」

アクリナが紅茶をいれてきた。私とステパンの前に一杯ずつ置いた。
「ドゥーニャ、貴女はちょっと待っていて。紅茶では興奮してしまうわ。また薬を煎じるから……気分が明るくなる薬を」
私は立ち上がり、台所のアクリナのところに行く。黙ってドレスの釦を腰まで嵌めた。
「領主様、す、すみません」
私は囁く。「また同じ薬か?」アクリナも囁き返す。
「いいえ、ちょっと変えてみます。先ほどお話しした、修道会の令嬢に差し上げたものを」

食卓に戻るとステパンとアブドーチャは黙って、お互い見向きもせずに座っていた。
ステパンは農奴解放といっても、目の前にいる農奴の娘を慰めることすら思いつかないらしい。一人で紅茶を飲んでいる。
私はアブドーチャに尋ねた。
「ドゥーニャ、おまえは何日くらい閉じこめられていた?」
「わかり……ません」
「閉じこめられる前は雪は積もっていたかね?」
アブドーチャは首をすくめ表情をこわばらせ、二、三度首を横に振った。
「外にいたころ、最後に何を見た?」
「ヴォロス様【*キリスト教を受け入れる前のスラヴの神】と聖ニコラ様に穂を……」
『ヴォロスと聖ニコラに穂を』とは、収穫のさい、小麦の最後のひと束を残し、来年の豊作を祈る習慣のことだろう。
ヴォロスも聖ニコラも長い顎髭の老人の姿である。二人とも農業や家畜を守ると信じられていた。だから、民衆には二人の区別がついていない。
その行事は刈り入れが終わるときに行われる。ならば、外での農作業を終える十月十四日前のはずだ。
「十月くらいから閉じ込められていたのか? 二ヶ月か三ヶ月になるのか」

アクリナがアブドーチャに飲ませる薬湯を持ってきた。
「ザレスキイたちはおまえを取り戻したがるだろうか?」
アブドーチャはぽかんとしている。
アクリナが私に言う。
「一度にたくさん質問しすぎですわ」
アクリナは体を曲げ、アブドーチャの前に薬湯を置いた。真珠の首飾りが光っている。
「これを飲んでちょうだい」
ステパンがアクリナの背中を覗きこんで見ていた。釦がきちんとはまっているせいか、たいへん失望した表情をしている。
「まあ良い、明日はヒローシャにも来てもらおう。さもなくば、夜は母屋だな」
ザレスキイの兄弟たちがアブドーチャを取り戻しに来て、さらにはアクリナにまで目をつけたらと思う。

ステパンが紅茶を飲み終わり、立ち上がった。
「アクリナ様、領主様、紅茶をごちそうさまでした。また、詰め所に戻ります」
ステパンは丁重に頭を下げ、猟銃を持って外に向かう。私は懐中時計を見る。「三時か……すまない、アクリナ、少し二階で寝かせてくれ」
「はい。……あたしはドゥーニャのそばにいます」
アブドーチャは少しずつ薬湯を飲んでいる。
「では、キリーナ、頼む。ドゥーニャ、落ち着いてよく眠りなさい」
私はアクリナの唇に軽くキスする。
ドゥーニャがぼうっと私たちを見ていた。


アイキャッチ画像
“Landscape with a Rainbow”
Painted by
Alexei Savrasov (1830–1897) [PublicDomain]